頭痛

緊張型頭痛

頭痛として特に多いのが「緊張型頭痛」です。頭をギューっと締め付けられるような痛みが特徴です。断続的な頭痛が数時間～数日程度続き、首や肩のコリ、めまいなどの症状を伴う場合もあります。

緊張型頭痛は年齢を問わずに生じますが、近年ではスマートフォンの普及もあり、若年層でも悩む方が増えています。また、発症の原因が生活習慣である可能性が高く、慢性化しやすいため注意が必要です。

片頭痛

片頭痛とは多くが頭の片側に生じる頭痛（両側が痛む場合もあり）であり、ズキンズキンと脈打つような強い痛みを感じます。頭痛の持続時間は、数時間～数日程度と長く、音・光・におい・運動などの刺激で頭痛が悪化する場合もあります。また、片頭痛は発作のように症状を繰り返すため、集中力が低下しやすく、日常生活に支障をきたす原因になるのです。

片頭痛の発症は特に20代～40代の女性に多く、原因は女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が関係しています。また、睡眠不足やストレス、天気や気圧などの変化、空腹なども片頭痛を引き起こす要素だといわれています。

群発頭痛

群発頭痛では、左右どちらか一方のこめかみや目の周囲に激しい痛みを感じます。その痛みの強さは、「片目をえぐられるかのような痛み」と表現されるほどです。痛みが出ている箇所では、涙や鼻水が出る場合もあります。頭痛の持続時間は約30分～約3時間程度ですが、発症すると同じくらいの時間帯に頭痛を繰り返すようになります。その状態は数週間～数か月程度続く恐れがあり、1年以上の慢性群発頭痛になっている方もいらっしゃいます。

発症は20代～30代の男性に多く、群発頭痛の慢性化を防ぐには、早期発見・早期治療が大切です。

二次性頭痛（症候性頭痛）

二次性頭痛は突発的に生じ、原因の多くは「脳の病気」が脳が関係しています。今まで経験したことのないような強い痛み、頭が割れるような感覚を覚えた場合は、すぐに医療機関での検査が必要です。